大豆の新品種の開発・普及 -大豆の新品種の開発-

(平成27年5月 農林水産省生産局穀物課 資料抜粋)

日本における大豆の新品種の育成場所

日本の大豆の新品種は、主に全国6カ所の試験場等で開発。

旧指定試験地

道総研十勝農業試験場(芽室町)
長野県野菜花き試験場(塩尻市)

農研機構

東北農業研究センター(大仙市)
作物研究所(つくば市)
近畿中国四国農業研究センター(善通寺市)
九州沖縄農業研究センター(合志市)

大豆の品種開発の流れ

大豆の新品種を開発する過程においては、交配、有望な形質を持つ集団・個体・系統の選抜を経て、選抜された系統の生産性や加工適性の評価等を実施。
近年、有用な形質に関わる様々な遺伝子の配列が明らかになってきたことから、今後の効率的な系統選抜と品種開発期間の短縮が期待されている。

育成世代 育成経過 育成内容(選抜項目等)
F0 交配 多収性、耐病虫性、機械化適性、加工適性等の育種目標設定
F1 集団養成
F2 集団選抜 遺伝的固定、外観品質・耐病虫性等選抜
F3 集団選抜 遺伝的固定、外観品質・耐病虫性等選抜F4 個体選抜 熟期・草型等選抜
F5 系統選抜 倒伏・成分等選抜
F6 系統選抜 収量・成分等選抜
F7~8 系統予備評価 生産力検定予備・系統適応性検定・特性検定等
F9~11 系統本評価 生産力検定・奨励品種決定調査・特性検定・加工適性評価等
F12~13 新品種 品種登録出願

※各用語の説明

  • 生産力検定:育成中の系統の生産力(収量)やその他実用形質を標準品種との比較で明らかにするために、育成地で行う試験のこと
  • 系統適応性検定:育成中の系統が、どの地域に適応し、優れた特性を発揮できるか明らかにするために、育成地以外で行う試験のこと
  • 特性検定:育成中の系統を、病害虫等が発生しやすい条件下で養成し、それらに対する抵抗性を明らかにするために行う試験のこと
  • 加工適性評価:育成中の系統の、豆腐、納豆、味噌、煮豆等、用途別の加工適性を明らかにするために行う試験のこと
  • 奨励品種決定調査:都道府県が、当該都道府県に普及すべき優良な品種(奨励品種)を決定するために行う試験のこと

大豆の有望系統の評価から品種登録まで

F9~10世代までに選抜された大豆の有望系統は、さらに、実需者による加工適性試験、生産者等による現地栽培試験により、実需者が使いやすく、生産者が栽培しやすい系統かどうかについて評価。
この結果、有望と認められた系統が品種登録される。

有望な系統(F9~10)

有望系統の品質評価(実験室規模評価)
国産大豆の品質評価に係る情報交換会

  • 各用途(豆腐、納豆、煮豆、味噌)の複数の実需者に、実験室レベルで有望系統の加工しやすさ及び加工品の品質を評価してもらい、有望系統を絞り込む。
  • 評価結果については、農林水産省のホームページに公表。

有望な系統(F11以降)

有望系統の品質評価(実規模評価)
委託プロジェクト研究等

  • 実需者に、工場の製造ラインレベルで一部の有望系統の品質を評価し 新品種 てもらい、実用性を確かめる。

新品種

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