温暖地における有機大豆作技術1

地域の特徴と有機大豆作の問題点

営農条件からみた地域の特徴

温暖地に属する地域は、関東南部、東海、近畿南部、中国、四国、九州に至る広範な地域である。気候的には同一作型であるが、当地域の大豆作の特徴は2つに分けられる。東海、九州では水田転作を利用した大規模作付け農家の割合が高く、それ以外の地域では小規模作付け農家の割合が高い。
品質面では、福岡県、佐賀県の1 等比率が他県に比べ著しく高く、大豆栽培を丁寧に行っていることがうかがえる。
栽培品種は、フクユタカが約70%のシェア持ち、同一品種への集中がみられるが、兵庫県、岡山県、京都府では丹波黒(6%) が栽培されるなど、多少の地域性がある。
本類型では温暖地の中でも割合の高い、水田転作を利用して経済栽培が行われている有機大豆作の技術や留意事項を中心にして解説する。

有機栽培の問題点

有機栽培農家調査等を通じて明らかになった、有機大豆作実施上の問題点は以下の通りである。①雑草の繁茂による減収と品質低下が起きる有機大豆作の最も大きな問題であり、1つは、雑草によって大豆の生育が抑えられ減収する側面と、雑草(特に繁茂力の大きい帰化アサガオ) が収穫時のコンバインに絡まり作業性が落ちるとともに、汚染粒等品質低下に繋がる側面の2 つがある。このことにより、炎天下での多大な雑草防除の労働を強いられ、収益性を低下させている。

排水不良による湿害で発芽苗立ちが悪い

播種時期が梅雨の頃に当たる大豆栽培では、発芽揃いが悪く、その後の生育に大きな影響を与える。特に、転作大豆では排水が問題となる。排水の悪い圃場に播種された大豆は酸欠状態になり、発芽揃いが著しく低下するが、その後の栽培管理が遅れたり、雑草の繁茂をもたらし、減収に繋がる。

一旦害虫が発生すると甚大な被害を受ける

温暖地では害虫の種類及び量ともに多く、一旦発生が拡大すると生育及び単収に甚大な影響を及ぼす。特に、大きな問題となる害虫は、カメムシ類と蝶蛾類であるが、発生してからでは適切な防除対策があまり無いという問題がある。

有機栽培を成功させるポイント

先駆的な有機大豆作農家の事例から、有機栽培を成功させる技術的留意点を示す。

雑草防除対策を徹底する

適期に中耕・培土を行う

雑草により大豆の生育が抑えられないようにすることがポイントで、そのためには、初期の除草が最も重要である。初期の除草は多くの場合、中耕・培土と同時に行われ、管理機に培土板を使用して行われる。
中耕・培土の効果を上げるには、雑草が出芽し始めた時に行うのがよく、それまでに大豆が出揃っている必要がある。そのため、発芽揃いをよくすることが有機栽培を行う上で最も重要である。中耕・培土は通常2~3回行っている。最初の2回は畝間の中耕除草のみを行うが、3回目には大豆の株元への培土により株元の雑草を被覆する。近年、西南暖地を中心に豪雨の頻度が高くなっているが、これらにより適期作業が出来ないと雑草の繁茂を招き、手取り除草を余儀なくされるか、大幅な減収となるので、天候条件に留意し作業時期を失しないようにする。

強害雑草には手取りで対処する

収穫時にかけて繁茂する帰化アサガオが問題になっている。中耕除草による防除も効果があまりなく、効果的な防除策がない。発生した帰化アサガオは急速に増えるので、発生を見つけた場合は直ちに抜き取り、圃場内で増やさないようにすることが大切である。

発芽苗立ちを良くする

発芽揃いが良ければ雑草対策が機械除草のみで容易に行え、生育が揃うとあとの管理作業も容易になる。発芽不良の要因は干害か湿害である。干害の場合は灌水をすることで回避できるが、播種時期が梅雨と重なることが多いので、多くの場合問題となるのは湿害の方である。

播種のタイミングをはかる

湿害対策としては、その程度に応じて、営農対応で可能な高畝栽培や圃場内での明渠の掘削などもあるが、最も大事なことは播種のタイミングをはかることである。降雨時期や土壌の湿り具合を判断しながら、発芽までの期間に大雨で種子を腐らせないことが重要である。

播種後、圃場周辺に排水路を設ける

発芽時のみでなく、その後の生育にも土壌湿度が高いことはマイナスになるので、過湿になりやすい圃場では排水対策を確実に行う必要がある。また、西南暖地では豪雨があることは常識であり、特に圃場が平坦な水田転作大豆では、播種後に圃場周辺に排水溝を設置することは不可欠であり、透排水性の悪い土壌の場合には圃場内にも数条おきに明渠を設け、排水条件を整えておく必要がある。

耕種的な方法で害虫抑制対策をとる

有機栽培の転換初期においては、年にもよるが突発的に害虫が多発することがある一方、水田地帯など地域によってはあまり問題がないという有機栽培者も多い。先駆的な有機栽培農家の情報によれば、特に問題となるカメムシ類と蝶蛾類に対しては、以下のような対応を行って対処している。

カメムシ類への対応

遅播きの実施

秋大豆では早播きするほど被害が大きく、遅まきで少なくなる傾向がある。ただし、収量は早播きするほど多く、遅まきで少なくなる傾向があるので、両者のバランスが取れるところで播種を行う。なお、温暖地では多少遅播きにしても生育量が確保できるので、遅播きほど播種量を増やして減収になるのを防止している。

畦草刈りの実施

圃場周辺の畦草を開花期までに刈り取り、開花期から子実肥大期にかけては草を刈らずに残し、カメムシ類の住処を確保するようにする。

蝶蛾類(ハスモンヨトウ、シロイチモジマダ ラメイガ、マメシンクイガ等)への対応

ハスモンヨトウ、シロイチモジマダラメイガ、マメシンクイガ等の蝶蛾類は、しばしば猛威を振るうことがある。これらに対しては、有機JAS 許容農薬であるBT剤の使用で防除する方法がある。ただし、2012年1月現在、大豆に対する適用害虫はハスモンヨトウのみであるので使用に当たっては注意が必要である。
ハスモンヨトウに対しては、初発時に食害葉を摘葉して被害を抑える方法も行われている。

温暖地における有機栽培大豆作の留意点

品種と作付時期の選択

品種の選択

大規模な大豆栽培農家では、実需者向けへの販路確保の面から、県の奨励品種の中から「フクユタカ」等を栽培している例が多い。このような農家では、自家採種を行っている農家は少なく、JA等で種子を購入している。
一方、販路を確保した上で在来種を栽培している例や自家育成種を栽培している例もあり、自家採種で種子を確保している。

作付時期の選択

温暖地での有機大豆作は、「大豆-麦類」という1年2作型の体系が多く、高標高地でも2年3作の体系が多い。前作の小麦の収穫時期が5月下旬から6 月上旬になることが多い関係で、慣行栽培の播種期は近畿及び中国地域が6 月中下旬、四国・九州地域が7月上旬になることが多い。大豆の作付時期の選択に当たっては、早播きすると播種から莢が付くまでの期間に育ち過ぎる“蔓化現象” で開花・結実が著しく劣ることがあるので注意する。土壌養分と生育期の温度によって生育スピードは異なるが、温暖地では蔓化を避けるため、7月上旬~7月中旬にかけて播種し、11月末頃収穫する秋大豆型品種が適している。
また、有機栽培農家は、病害虫を回避するため慣行栽培の播種時期よりも遅播きにした方が、雑草害や虫害の抑制に繋がるとしている場合が多く、7月中旬以降に播種する例が多い。

土づくりと施肥管理

土づくり対策

温暖地では地力窒素の発現量が多いので、地力が消耗しないように堆肥等の有機物を随時還元していく必要がある。有機物の施用量は、圃場の地力の程度にもよるが、概ね1t~ 3t/10aを投入する。大豆は石灰の吸収量が多いので、堆肥投入に合わせて石灰資材を施用する。施用量は土壌診断に基づき目標pHが6.0 ~ 6.5になるように矯正する。
大規模な有機大豆作農家では転作で大豆を栽培しているところがほとんどであり、大豆の裏作として小麦を栽培しているところが多く、地域によっては水稲との田畑輪換を行っている。そのような場合には、稲わら、麦わらを還元すれば有機物の供給は十分であることが多い。しかし、転換畑は急激に酸化する傾向があるため、石灰質資材の投入は不可欠である。投入量は土壌診断に基づきpHは6.0~6.5に矯正する。

施肥管理

温暖地の秋大豆の作型では、栽培時期の地力窒素の発現が多いため、施肥を行う有機大豆作農家は少なく、無施肥の農家が多い。また、裏作に麦類を栽培している農家が多く、その農家の中には麦わらの分解促進のため、堆肥や石灰を投入している農家もある。

播種

播種時期とタイミング

播種時期は7 月上旬~中旬を基準とするが、播種のタイミングが問題になる。梅雨時期に当たるこの期間は土壌が乾きにくく、降雨が長引く。そのため、播種のタイミングはそれほど多くはなく、タイミングを逸した播種では発芽揃いが低下し、その後の管理から収量まで大きく影響する。タイミングが合わない場合は、遅くなっても発芽揃いを高められる時期を待つ方が後の管理を楽にする。
佐賀県のT農家は梅雨の時期に無理に播種をせず、梅雨が明ける7月20日以降に播種をしている。この場合、梅雨明けと同時に日照りが続くので、耕起と播種を同時に行うという工夫をして、乾燥で発芽しないことがないように心がけている。

播種密度

一般に播種時期が遅くなるほど、栽植密度を高めなければ高収量は得られず、播種時期が早ければ栽植密度を低くして、株を大きくした方が高収量を得られる。温暖地の大豆の播種適期は6月下旬~ 7月上旬とされているが、有機栽培農家では雑草害、虫害回避のため7月中旬~下旬と遅くしている例が多く、栽植密度は15,000~30,000株/10aである。ただし、小規模栽培農家の中には、7月中旬の播種で、栽植密度を6,000~8,000粒程度にして、栽培管理に手をかけて分枝数を多くしている例もある。

雑草防除対策

主な発生雑草はヒエ、アゼカヤ等のイネ科、カヤツリグサ、タカサブロウ、クサネム、帰化アサガオ等である。防除対策は中耕・培土による除草のみであるが、帰化アサガオに対しては中耕・培土も効果があまりなく、収穫前に手取り除草が行われている。
中耕・培土は2回は行うことが望ましい。1回目の中耕・培土は概ね播種後20~25日に行い、子葉節まで培土を行う。2回目の中耕・培土は播種後30~35日に行い、第一複葉節まで培土を行う。
播種が早く梅雨が明けていない場合、1回目の培土時期に土壌が濡れて培土ができない場合があるので、早播きは天候を見て判断する。
中耕・培土を行うに当たっては、大豆の生育状況や土壌の種類や土壌水分を考慮して、中耕・培土の程度を加減する。中耕・培土が不適切な場合には効果がないか、生育を阻害することもあるので注意する。

潅水・排水

温暖地における秋大豆の作型は、真夏を超える作型のため、干ばつ時には灌水をすることにより初期生育を旺盛にし、増収を図ることができる。しかし、有機栽培においては灌水が雑草の発生を助長するという問題もあるので現実にはあまり行われていない。
むしろ、水田転作が多いので排水問題の方が重視されている。排水対策は暗渠排水施設や明渠を設けることが基本となるが、高畝栽培を行う方法もある。畝立同時播種は、トラクター作業の一工程で効率よく行えるが、コンバイン収穫の際の制約になるので、畦の高さは15~20cm以内に抑える必要がある。

病害虫対策

温暖地での主要な発生害虫は、カメムシ類、ハスモンヨトウ、サヤムシガ類、シロイチモジマダラメイガ等多数あり、発生病害は紫斑病、モザイク病、萎縮病、ベト病などがある。病害虫を発生させないためにば、湿害に遭わせない土壌管理を行い、風通しのよい圃場環境にすることが挙げられる。

カメムシ類への対応

播種時期を遅らせる

播種期をずらしてカメムシ害を回避する。秋大豆の最も好ましい播種時期は6月下旬~7月上旬にかけてであるが、この時期に播種を行うと、無防除ではカメムシ害によって収穫が皆無になる場合がある。カメムシを避ける大豆の播種時期は7月中旬以降の播種が有効である。実際には6月下旬~7月上旬にかけて播種することは梅雨の時期に当たり湿害を受けやすい。
また、温暖地では大豆の播種時期が早過ぎると、生育し過ぎて蔓化しやすい。これらの点から見ても、7月中旬以降の播種が望ましい。

開花期までに畦畔の草刈りを行う

カメムシ類による被害軽減を図るため、有機稲作の場合と同様に、畦畔の草刈りを励行する。カメムシ類は、普段は畦畔の草むらを住処にしている。そこに餌となる稲穂もしくは大豆の子実が稔り始めた時に移動するので、その前に住処となる畦の草を刈ることでカメムシの生息密度を低減し、被害を抑えることが行われる。
そこで、開花期までに畦畔の草刈りを行い、畦をきれいに管理する。その後も、こまめに草刈りを行うことが望ましいが、作業的に難しいので、その後は子実の肥大が完了するまで畦畔の草刈りは行わず草を伸ばすようにする。ある程度まで雑草が伸びてから再度草刈りを行うと、畦畔の雑草に集まってきたカメムシを圃場の中に入れる結果になるので行わない方がよい。

その他の農家の工夫

佐賀県のA農家は、開花期以降に木酢液(250倍) を葉面散布し、カメムシの忌避を行っている。この場合濃いめで散布する方が効果が高いとのことである。

蝶蛾類への対応

ハスモンヨトウ、シロイチモジマダラメイガ、マメシンクイガ等の蝶蛾類の防除にはBT剤を使用することが多い。ただし、BT剤は商品により適用作物、適用害虫が異なるので使用に当たっては注意が必要である。
有機栽培では害虫を発生させない管理が最も重要な防除法である。基本的な耕種管理としては、窒素過多にならない栽培管理が重要である。それでも発生した場合は、被害程度を見ながらBT剤の使用を検討する。有機食材を求める消費者の中には、BT剤の使用をいやがることもあり、使用の際に大豆の出荷先との調整が必要なこともある。
蝶蛾類による茎葉の食害に対しては、被害程度と時期による収量指数が調査されており、25%までの除葉では収量に影響がないとされている。このことを応用して、小規模栽培農家ではハスモンヨトウの初発時に、食害葉を手で採って被害を抑えている例もある。
なお、最近従来の品種よりもハスモンヨトウに対して抵抗性が強い「フクミトリ」、「すずかれん」が暖地向け品種として育成されている。

病害対策

温暖地の大豆作で発生する主な病気は、紫斑病、モザイク病、萎縮病、ベト病などがあるが、有機大豆作事例調査農家で問題視している病害はなかった。
紫斑病に対しては収穫後の選別時に紫斑粒を避けて出荷している例もあるが、小規模栽培では引き合わない。紫斑病粒は加工製品よっては問題視していないこともある。
生育期間中の病害に対しては、特段の対応策はないが、有機栽培農家は、病気全般の抑制対策として、健全な作物生産を心がけ、排水性のよい圃場つくりを行って病気の発生を抑えている。

収穫・調製

温暖地では収穫時期の温度が高いので、収穫・調製に当たっても留意する。

コンバイン収穫

大規模な作付農家や集団的な栽培が行われている場合には、コンバイン収穫が行われている。

収穫時期

収穫時期は子実が乾燥硬化し、水分が15~18%程度まで下がった頃に行う。なお、収穫する時間は天気のよい乾燥した日を選び、陽の高いうち(午前10 時~午後4時) に行うことが望ましい。

乾燥

乾燥は乾燥機を用いて行い、子実水分を15%にする。 その際、変形粒、シワ粒を少なくするため、できるだけ低温で乾燥させることが望ましい。循環乾燥機の場合は、水分18%までは通風のみで乾燥させる。また循環速度は遅くした方が大豆の破損が少ない。静置型乾燥機では送付温度を30℃以下にして乾燥させる。

コンバイン以外の収穫法

有機大豆作では、特定の需要先との契約や自家加工用などの用途で小規模な栽培が行われる場合も多い。このような場合にはコンバイン収穫ではない方法で刈り取り、乾燥、脱穀を行う場合が多い。

刈取り、枝付き乾燥

収穫時期は子実が乾燥硬化し、莢のほとんどが成熟色になり、振った時にカラカラと音が鳴るようになった頃からである。この頃の子実水分はまだ20%以上あるので、すぐには脱穀ができない。作業は晴れた日に行い、午前中に刈り取り、午後には脱穀を行うのが望ましい。
子実水分が高く脱穀できない場合は、刈り取った大豆の株を地干しする。地干しは雨が当たらない日を選んで行い、3日以内に脱穀を行うとよい。それ以上の乾燥が必要な場合は島立て、架干しの方法で乾燥させるが、雨が予想される場合はハウス内に干すか、刈り取りを遅らせる。子実乾燥後は速やかに脱穀を行う。

脱穀

子実水分が18%以下に下がったところで脱穀を行う。脱穀は脱粒機を用い、破損粒が少ないように脱粒機の回転数は低めに行うとよい。

仕上げ乾燥

脱穀後は仕上げ乾燥を行う。仕上げ乾燥はムシロなどを敷いて干し水分15%に仕上げる。機械を使う場合、温風は避け、通風で乾燥させる。

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